作品のつくり方
ギャザーチュニック
＜作品の説明＞
ボートネックでウエストにギャザーの切り換えがあるチュニックです。
衿は見返しを付け、袖口と裾はカバーステッチで既製品と同じように仕上げます。
＜習得できるロックミシンのテクニック＞
見返しの付け方
カバーステッチの仕方
セパレート押えの使い方
＜使用するミシン＞
2本針4本糸のロックミシン（糸取物語シリーズ・衣縫人シリーズ）と
ふらっとろっく（カバーステッチ専用機）
縫工房（1台で縫製可能です）
※ふらっとろっく、縫工房をお持ちでない方はリブ付け、屏風たたみ縫い、ニット用裾まつり押え、ウェーブロック、直線ミシンで始末して下さい。
＜使うアクセサリー（押え金等）や洋裁道具＞
バルキー押え
セパレート押え
材料
用尺：ニット生地 140cm 幅以上1.5m
裁断図
作り方
【肩の縫い合わせ】
1．肩線で前身頃と後身頃を中表に合わせ、クリップでとめます。バルキー押えを用意し、ウーリースピンテープを通してミシンに取り付けます。前身頃を上にして左肩から縫い合わせます。左肩が縫えたら糸を切らずにウーリースピンテープだけを5cmくらい縫って右肩も続けて縫います。
2．ハサミで肩の間の空環とウーリースピンテープを切ります。縫い代は後身頃側に倒します。
【ポケットを作り、付ける】
1．ポケット口を2cm 折り、カバーステッチをかける。
2．残りの縫い代をアイロンで折る。
3．チェーンステッチで前身頃に付ける。
【見返しを付ける】
1．見返しの肩線を中表に合わせ、縫い合わせる。縫い代は前身頃側に倒す。
2．見返しの端をかがる。
3．身頃と見返しを中表に合わせ、縫い合わせる。
4．表に返し、見返しを1mm控えてアイロンをかける。
5．端から7mmのところに押さえミシン（チェーンステッチまたは直線ミシン※ニット用の針と糸を使用）をかける。
【袖口の始末】
1．袖口を縫い代分2.5cmアイロンで折り上げる。
2．カバーステッチを表側からかける。
【見頃とスカートを縫い合わせる】
1．セパレート押えをミシンにセットしてスカート部分にギャザーを寄せながら縫い合わせる。
［ミシン設定 かがり幅：7.5 送り目：3~4 差動：2］
2．身頃からはみ出たスカート部分をカットする。
【脇の縫い合わせ】
1．脇を中表に合わせ、縫い合わせる。
【裾の始末】
1．裾を縫い代分2.5cmアイロンで折り上げる。
2．カバーステッチを表側からかける。
＜アレンジ例＞
カバーステッチミシンをお持ちでない方は袖口と裾を直線ミシン、ニット用裾まつり押え、ウェーブロックなどで始末しましょう。袖口はリブ仕上げでも作れます。（型紙あり）
お持ちの方は襟ぐりを四つ折バインダーで処理するとかんたんです。