「最初にロックミシンと出会ったのは学生の頃。」と文化服装学院出身の海外竜也さん。
「その頃のロックミシンにはどちらかというと、ちょっと苦手意識があったかもしれないですね。糸をかけるのに時間がかかるし、糸調子もそれぞれの素材によって合わせなきゃいけない。ずっと前のことだったので仕方ないことですが。」
学院を卒業後、アパレルメーカーでさまざまな経験を重ねて自身のブランド「warp＆woof restriction of output」を設立。その時に新しくロックミシンを購入することにしたそう。

「人に買ってもらう洋服を作るには、生地の裏側の縁かがりもしっかりしているものでなければいけないと思います。そういう要望をミシン屋さんに相談してすすめてもらったのが、ベビーロックのロックミシンでした。」
学生の頃使用していたロックミシンとは比べ物にならないほどの技術の進化に相当驚いたそう。
「ジェットエアって本当にいいですよね。面倒な糸かけが簡単にできるんです。さらに糸調子も自動でした。これは普段仕事で使う時、例えば薄い綿ローンを縫ったあとに厚手のウールを縫っても、糸調子を調節することもなくきれいに縫えるところが良いです。時間と手間が省けますよね。」

今回のブラウスは、ベビーロックの最新機種「縫希星」を使って作ってもらいました。その使い心地はいかがでしたか？
「僕が以前使っていたロックミシンよりも、縫希星は糸締りが良くなっていると思います。さらにあらゆる素材に対応していると感じました。もちろん糸通しが簡単なジェットエアがあること、縫い目の種類も増えていること、またコンセントのコードを固定するホルダーがついていたり、スピードコントロールがついていたり、細かいところも機能がたくさん追加されていますね。」