ベビーロックプリンティングの布プリント用語集(P下/下晒し)
布のプリントサービスを提供するベビーロックプリンティングが、オリジナル布や生地をプリントする際に知っていると役に立つかもしれない用語集を作りました。
P下(下晒し)とは
P下とは、染色・プリント用に処理された、無加工・無染色の布生地のことです。
「P下(ぴーした)」と読み、また、下晒し(したざらし)という別名もあります。
布プリントでは、用途などに応じて正しく生地を選ぶ必要がありますが、多くの種類の生地でP下が用意されています。
生地としての特徴
P下の特徴としては、防水・防汚加工や、樹脂コーティングなどがされていないことです。
加工やコーティングがあると、プリント工程で使用するインクや水をはじいて上手く染色できない場合があります。
染料プリントで使う布生地は、「P下が基本」と考えてください
インクジェットプリンターでの染料プリントの場合、基本的にはP下の生地を選ぶことが失敗しない条件です。
P下以外の(P下かどうかわからない)布で染料プリントをすると、生地になんらかの加工があった場合、加工がインクを弾いてしまい、上手く色が出なかったりムラになったりすることがあります。
また、染料プリントは繊維の奥まで染める方法なので、染色済みの生地(地色のある生地)も、新たにプリントする色が前の色の影響を受けてしまってきれいに染まらないことがあります。
※染料プリントの場合です。
ベビーロック・プリンティングの13種類の指定生地は、もちろんすべてP下です
P下以外の生地もプリントできないことはないのですが…
P下以外はプリントできないかというとそんなことはありません。
市販の、P下かわからない生地でもプリントを受付けられる場合もあります。
ただし、P下かどうかわからない生地をきちんとプリントできるかまでは判断できませんので、P下かどうか不明な生地をプリントされる場合は必ずテストプリントをご利用ください。
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