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ロックミシンの糸始末テクニック

今回は、ロックミシンならではの「空環(からかん)」の糸始末についてご紹介します!
ロックミシンで生地を縫わずに空縫いをした時にできる縫い目のことを「空環(からかん)」と呼びます。

空環の糸始末

ロックミシンで縫う際に必ず最初と最後に出てくる縫い目、「空環(からかん)」。
洋服などは、主に「とじ針」を使用して糸始末する方法をおすすめしています。
「とじ針」は編み物などでも使う、針穴が大きくて先端が丸くなっている針のことです。

 

⑴空環を根本から指でしごいて細くします。

 

 

⑵針に空環をひっかけて二つに折り、指先できゅっとつまみます。

 

 

⑶つまんだ空環をおさえて針を引き抜き、針穴に通します。このとき空環が潰れて小さくなっているため、ラクに針穴に空環を通すことができます。

 

⑷縫い終わりから2~3cm縫い目の中に通したら余った空環をカットして完成です。「縫い目の裏側」、生地を縫い合わせたときは「2枚の生地の間」に空環を入れると糸始末をした縫い目が目立たなくなります。

 

 

短い空環の糸始末

空環が短くなってしまった場合は、先にとじ針を縫い目に通し、その後空環をとじ針の穴に通して引き抜きます。

 

 

巻きロックの空環の糸始末

縫い目の幅が1.5mmほどしかない巻きロックの糸始末の場合は、細いとじ針を使うと通しやすくなります。

20号(NO.20)のとじ針がおすすめ。

針穴に通すのも少し難しくなるので、手縫い用の糸通しを使って通してもOKです。

また、糸通しがお手元にない方は、ベビーロックのロックミシンに付属されている「ルーパースレッダー」を使うのもおすすめ。

糸始末の方法にもちょっとしたコツがあることをご紹介しました。ぜひ活用してみてくださいね。

「とじ針」はベビーロック・スタジオ オンラインショップでも販売しています。

「ルーパースレッダー」の商品ページはこちら

最後までお読みいただき、ありがとうございました!

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