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巻きロックの基本と3つのテクニック
みなさん、はじめまして!ベビーロック・ソーイングアドバイザーの太田です。
こちらのブログではベビーロックのソーイングアドバイザーがベビーロックをもっと楽しく使うコツをご紹介します。初心者向けの基本的な使い方から上級者まで必見の裏ワザを大公開!
第1回目はロックミシンの「巻きロック」がテーマです。初心者の方に向けて巻きロックのテクニックを3つお伝えします!
巻きロックとは?
皆さん、巻きロックを使ったことはありますか?
縁かがりのみで巻きロックを使ったことが無い方もいらっしゃるのではないかと思います。
巻きロックはなぜ「巻きロック」というのか。それは布の端がひと折りされている(巻かれている)状態の縫い目だからです!
縫い目の外見は布端が折れているのがわかりませんが、縫い目の中の布端が、実は折れているんですよ。
巻きロックの縫い目
スカートの裾やガーゼハンカチの端などに使われている、こんな細い縫い目のことです↓
きっと皆さんが日常的に着ている服にも巻きロックで縫ったお洋服があるのではないでしょうか。
巻きロックの縫い方
巻きロックは、3本糸ロックミシンで縫うことができます。4本糸ロックミシンをお使いの方は針を1本(右針のみ)にして巻きロックを縫うことができますよ。
Sakuraや糸取物語など(自動糸調子)の機種をお持ちの方はこちらの動画で巻きロックの設定を説明していますので、動画をみながら是非チャレンジしてみてくださいね~♪
衣縫人は下ルーパーの糸調子ダイヤルだけを普通ロックの時よりも数値を2~3大きく設定してください。それでもきれいに縫えない場合は上ルーパーのダイヤルの数値を小さく、下ルーパーのダイヤルの数値を大きくして微調整をしてみてくださいね。
巻きロックのテクニック①
変形巻きロックの設定で上ルーパー糸のみ「ウーリー糸」を使ってみましょう!
(ウーリー糸は真ん中のピンクの糸です)
ウーリー糸を使うと縫い目が立体的になり、強調されます。縫い目から生地がはみ出ているときにウーリー糸を使用するときれいに縫えますよ。
巻きロックのテクニック②
ウーリー糸の他に、段染めの飾り糸を使うとアクセントにもなり、可愛いです。巻きロックの縫い目を自然に波打つように仕上げたい場合は、生地をバイヤスにカットして縫ってみてくださいね。
今回使った段染めの飾り糸はオゼキさんの「ミロプリズム」という糸です。糸の太さは40番で250m巻きのちっちゃくてかわいらしい糸です。
カラーは12種あります。1色の間隔が短いため、カラフルでオススメですよ。
巻きロックのテクニック③
よく伸びるニット生地の横地に差動レバーを0.6に下げて、手で布を伸ばしながら縫ってみてください。
レタスの葉っぱのように生地の端が波打ちます。これを「レタス縫い」といいます。↓
袖口や、裾にレタス縫いを使うとこんな感じです。↓
いかがでしたか?
ぜひ、巻きロックを作品づくりに活かしてみてくださいね。第2回もベビーロックを楽しむコツをお届けします。次回の更新を楽しみにお待ちください♪