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「ロックミシンソーイングBOOK」スタッフレビュー第1回:スウェットプルオーバーを作ってみた!

今回は、現在ブティック社から発売中の「ロックミシンソーイングBOOK」についてご紹介です。
ベビーロックが監修しロックミシンソーイングに必要な素材や用具の説明、ロックミシンやカバーステッチミシンの使い方の基礎、縫い方のポイントなどを徹底解説している1冊。

この記事では、型紙を写し、裁断、縫い合わせをするまでの服づくりをスタッフが実際に行いました!

「ロックミシンソーイングBOOK」の内容や魅力

この本にはとても豪華な特長がありまして・・・
なんと、人気ソーイング作家8名の先生がデザインを担当してくださいました!👏✨

ホームウェアからタウンウェアまでデザインが豊富で、着心地が良くシンプルでアレンジしやすい作品がたくさん載っています。

「難しい・・・」と思って敬遠されがちなニットソーイングですが、読み終わる頃には「意外と簡単!ラク!」に変わりますよ。
ロックミシンの設定や縫い方の基本もとても細かく載っています。
ここまで詳細に解説されている本もなかなかないのでは・・・!?というレベル。

作品を実際に縫ってみます!

はじめてのレビュー回なので、初心者の方でもチャレンジしやすい&ロックミシン1台で仕上げることができる「スウェットプルオーバー」を選びました。
また、本で紹介している「スウェットプルオーバー」は、ホームウェアに近い雰囲気なので、生地を変えると雰囲気が変わってお出かけ着になるのでは?と思ったこともキッカケです。

生地と差動送りについて
今回使用する生地は、ほどよく厚みがありハリ感があるポンチニットをチョイス。
さらっと光沢感がある生地なのでカジュアル感もありつつ、きれいめな雰囲気に仕上がります。

使用するニット生地によって変わるので、縫い始める前に必ず「差動送り」の確認をしましょう。

縫うときのポイント

それではいよいよスウェットプルオーバーをつくる時のポイントです!

[ POINT 1 ] 肩線にウーリースピンテープを入れながら縫う
テープを押えに通す方法はこちらをチェックしてください。バルキー押えを活用した縫い方

今回は前身頃側にテープを入れますが、好みや作品にあわせて前身頃か後ろ身頃に入れるか決めてくださいね。

縫い終わった肩線は後ろ身頃側に倒します。その時に仮止め用のりで縫い代を固定しておくと次に袖を縫い合わせるときに間違えがありません。

[ POINT 2 ] 袖の縫い合わせ
袖山部分は、カーブがきつくなっているので注意しましょう。こまめにクリップを止め、生地をピンと張りながら袖山がタックにならないように注意しましょう。
袖を上にして縫うと身頃の生地が左側にズレやすいので2枚の生地が必ず縫えているかをチェックしながら縫い進めましょう。

[ POINT 3 ] 差動送りを使いながら袖口、衿、裾を縫う
今回は本とは異なり、全てのパーツを身頃と同じ共布を使用しました。
この工程は、本では全て「差動 1.8」でしたが、本で使用したフライス生地と比べると今回の生地は伸びづらかったので、差動送りを下記のように変更して縫いました。
袖口と裾:差動 2
衿:差動 1.3

差動送りは使用する生地や縫う人によっても変わるので、本の数値はひとつの目安として参考にしてくださいね。

実は最初に縫った時、裾の縫い合わせの仕上がりが綺麗ではなかったので縫い直しました・・・!😂
クリップをノッチの位置で止めるだけでは上手くいかず、2度目はこまめにクリップを止めてゆっくりと丁寧に縫い進め、納得のいく仕上がりになりました。

モノづくりは早く仕上げることももちろん大事なのですが、確実に丁寧に仕上げることの方が大切だなと、縫い直しをして改めて実感しました。
(いけるだろう!と勢いに任せてしまうと失敗しがち。そうなると、ほどく手間の方が大変です・・・泣)
上記のPOINTでご紹介した仮止め用のりを使用する、縫い代にアイロンをかける、ノッチはクリップをつけるなどの丁寧な作業を行うことが仕上がりの美しさにつながります。

\ 完成 /

というわけで、スウェットプルオーバーが完成しました!
本の雰囲気とはまた違った光沢感があり、上品な仕上がりになりました♪

ホームウェアとしてはもちろん、お出かけ着としても大活躍間違いなし!
シンプルでアレンジもしやすいデザインなので他の生地でもまたつくってみたいです。

スタッフに着用してもらうと袖が長めのデザインなので、丈感が気になる人は袖を少し短くするのもオススメです。

終わりに
「ロックミシンソーイングBOOK」は、全てカラー写真で説明されているので工程がとても分かりやすかったです。
ロックミシンを購入したばかりで何から始めたら良いか分からない方や、ロックミシンでできることの幅を広げたい方など、ロックミシンをお持ちのすべての方におすすめできる一冊となっています!

カバーステッチミシンをお持ちでなくても縫える方法を、こちらの記事「ロックミシン1台でニット服を仕上げる3つの方法」でご紹介しています。
ロックミシンを持っている方であればこの本に掲載されている作品づくりができますので、皆さま是非チャレンジしてみてください♪

私もつくりたい作品がまだまだあるのでつくり続けますよ~!
最後までお読みいただきありがとうございました。それでは次回のブログでお会いしましょう。

「ロックミシンソーイングBOOK」ご購入はこちらから!


ブティック社 定価:1,760円(税込)

ご紹介したその他のアイテムも下記よりご購入いただけます。


ウーリースピンテープ
黒・白/各¥1,100



仮止め用のり&替えのりセット
¥550

この作品の「つくってみた!」動画もぜひご覧ください。

最後までお読みいただき、ありがとうございました!

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