ベビーロックのある暮らし Vol.4 国見万寿子さん
独立した息子さんのお部屋をソーイングルームにして、充実したソーイングライフを楽しんでいる国見さん。高校生のお嬢様とも洋裁を楽しんいるという国見さんのご自宅にお伺いし、お話をお聞きしました。
中学生の頃から自分が着たい洋服を作っていましたね。
洋裁を始めたのはいつ頃からですか
小学生の頃に家庭科クラブに入っていましたから、もともと洋裁は好きだったんでしょうね。母も洋裁が好きで良く洋服を作ってくれました。それでも流行のデザインの服が欲しくて中学生の頃から自分でも洋服を作り始めたんです。母も私が自分で作って着る分には何も言わなかったので、叔母が持っていたシンガーの古い足踏み式ミシンを引っ張り出して自分が着たい洋服を作っていました。
自分でミシンを持ったのは、結婚するときに買ってもらったミシンが最初です。「しゃべるミシン」というミシンで、夜中に使っていると『オサエレバーヲ サゲテ クダサイ』とかいきなり言うんです。けっこうびっくりしますよ(笑)。でも当時は(値段が)高いものでしたから、ずいぶん長く使いました。
ロックミシンはいつ頃からお使い頂いていますか
実は、今使っているロックミシン(糸取物語WaveJet)は3台目のロックミシンなんです。1台目は20年前位に買ったベビーロックです。その頃はニットを縫うというよりも、縁かがりを綺麗にしたかったので、差動機能がないシンプルなロックミシンでした。それを長く使いましたが、7年ぐらい前に洋裁教室に通いだして、薄々差動がないと最悪だということに気づいたんです(笑)。それでも何とか頑張っていたんですけど、やっぱりビニール加工や薄い生地がうまく縫えないので、差動付きのベビーロック「衣縫人」を買ったんです。それが2台目のロックミシンです。
いいミシンに出会えるかどうかで洋裁が好きでいられるかが決まると思います。
今お使いの糸取物語WaveJetをご購入いただいた理由は
実は2台目のロックミシンを買った時に、お店の方にも今使っている糸取物語WaveJetを勧められたんです。でもその時は差動がついていれば良いと思っていましたし、値段も衣縫人の方が安かったので・・・。
ところが3年くらいして、ローンのニットをお友達と分けて使った時に、友達がきれいなウェーブの巻きロックを使ったチュニックを作ったんですよ。それで私も作ってみようとしたら・・・、できないんですよ!(笑)。友達に聞いたら『ウェーブでやれば何でもないわよ』って言われるし、糸調子ダイヤルの調整を聞いても『わからない。全部ミシンがしてくれるから』って・・・。もう悔しくって、悔しくって(笑)。それでまだ使えるのに買ったんです。3台目のことはまだ主人は知らないですけど・・・(笑)。
糸取物語Wave Jetをお使いいただいていかがですか
便利ですよ!厚手の生地を縫っても、ローンを縫っても、何も考えずにきれいに縫えるというのはやっぱりすごいと思います。調整に時間をかけるストレスがないので、洋裁が嫌になりません。
私は、良いミシンに出会えたかどうかで、洋裁が好きでいられるかどうかが決まると思うんです。調整するのが好きな方はいいと思いますが、私はとにかく縫って作りたい方なので、調整なしで思い通りに動いてくれる糸取物語はピッタリでしたね。
あれこれ工夫しながら洋服を作ってる時が一番楽しい
今後はどんなものを作ろうとお考えですか
多分自分が着る洋服が中心になるんでしょうね。あまり自分の趣味を押しつけるのも嫌なので、人に作って差し上げるのはご負担にならない程度ものですね。以前は息子たちの洋服も作っていましたが、高校生になった頃からもう着ないですね。息子たちに言わせると、ママが作った洋服は友達の手前、格好悪いらしいですよ。きっと彼女ならいいんでしょうけど(笑)。
最後にベビーロックへのご要望やご意見などありますか
作品を作る時のアイディアみたいなものを、もっと公開してもらえるといいかな。例えば、今のロックミシンにはウェーブ機能がついているのに、まだまだ活用できてないんですよ。ですから、「こんな風にウェーブ使えば可愛い!」みたいなアイディアをどんどん教えて頂ければ、もっと活用できると思うんです。
やっぱり、私はあれこれ工夫しながら洋服を作っている時が一番楽しいので、これからもどんどん洋服を作っていきたいですね。
ここでは書き切れないくらい、楽しいお話を聞かせて頂いた国見さん。
ご一緒に洋裁を楽しんでおられるというお嬢様は、洋裁のコンクールにも応募しているそうです。
これからもベビーロックで素敵な作品づくりを楽しんでくださいね。